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2020年10月14日 (水)

中央線貨物列車の基礎知識2020・上り編

 昨年ご紹介した分のマイナーチェンジ版ではございますが、各列車の様子をご紹介いたします。下り編に続き、上り編は対になる事が多く、文面も多少、端折る面も見られますが、両方合わせてご覧いただければ様子も把握できる事請け合いです。また、80列車から8092列車は最速95Km/hの高速列車、5460列車から8460列車は最速75Km/hの専用列車です。

80列車 竜王→根岸

 竜王から根岸へのオイル返送列車でタキ1000だけで組成されています。前日の83列車で到着した分がメインで一杯の17〜18両で組まれると前から1〜5両目は81列車で着いた分が入る事がお決まりで日によって長短見られると前日の83列車の様子が何処となく感じ取れます。

82列車 竜王→根岸

 80列車と同じ竜王〜根岸のオイル返送列車ですが、83列車で到着したコンテナ車(コキ106・107)も竜王駅を2時間程でトンボ帰りし、この列車で梶ヶ谷タまで連結され、2082列車で東京タヘ戻る運用(昨年3月改正から梶ヶ谷タ取卸を移行)を組んでいます。タキ1000は83列車到着分があると81列車到着分の中で12両はこの列車に乗せる形を取っております。また、昨年3月のダイヤ改正から八王子の着発が30分ほど遅くなり、前身の5280列車時代と重なる時間帯になりました。

84列車 八王子→根岸

 八王子〜根岸のオイル返送列車の一本で85列車で到着した分の対に当たります。87列車で到着した分と入れ替わりにオイルターミナルの基地から引き出され、牽引の機関車も87列車で到着した高崎のEH200(根岸〜八王子の2往復目)が担当します。

86列車 八王子→根岸

 84列車と後述の8092列車と同じ八王子〜根岸のオイル返送列車です。列車番号を示す通り、前日の87列車で到着した分の返送に当たり、昨年3月ダイヤ改正から当日の夕方あたりから八王子駅の1番線の北側で控える姿が見られましたが、作業ダイヤの見直しで朝一番に到着する8461列車で着いた分と入れ替わる形で横浜線5番線の一本北隣に入るようになった為でしょうかこの姿も連休や気象状況等で運休になる時でないと見られなくなりました。

88列車 北長野→隅田川

 隅田川〜北長野の89列車と対に当たるコンテナ列車です。隅田川着の他にも北長野、南松本両駅からの越谷タ着、東京タ〜隅田川のシャトル列車の輸送力を補う越谷タ〜隅田川と連結されます。

2080列車 南松本→千葉貨物

 千葉貨物(浜五井)〜南松本のオイル専用列車である2081列車と対に当たる列車で内容は下り編に記された同列車の項を参照いただければ幸いです。牽引は全区間EH200の担当でタンク車と入れ替わりに折り返しが2081列車です。八王子駅の停車も暫く3番線停車でしたが、H29.3改正で短縮した影響で2番線停車に戻っております。

2082列車 南松本→東京タ

 南松本〜東京タのコンテナ列車で2083列車と対に当たり、下りと違って北長野発の連結はありません。トランスシティの20フィートコンテナも編成の前部が指定席の様に積まれて空送らしく概ね各車3個ずつの積載です。他にもJOTのバルクコンテナやJRF商事、DOWA運輸のUM12A、30Dコンテナと往路は89列車や中央西線の81列車辺りに積まれた20フィートコンテナも見られます。梶ヶ谷タでは前述の82列車から継送した分を連結して東京タヘ向かいます。

2084列車 坂城→根岸

 坂城〜根岸のオイル返送列車で2085列車の対に当たります。八王子駅は19:30前後の通過で3番線で折り返す快速電車特急『はちおうじ』『むさしの号』の影響から日野駅の少し南側にある待避線に停車して南武、武蔵野線へと向かいます。全区間EH200の牽引ですが、対の2085列車と違い、篠ノ井で付け替えるスタイルを取っています。

8092列車 八王子→根岸

 八王子〜根岸のオイル返送列車の一本でタンク車は8097列車で到着した分ですが、先述通りこの頃は運休が多く、お昼前にOT基地にタキ1000の姿が見えないと運転が無い事が一目瞭然です。

5460列車 南松本→川崎貨物

 南松本〜川崎貨物のオイル返送列車で大方の編成内容は5461列車と全く同じですが、5461列車同様、北袖行きの返送タンク車も連結され、編成順序は前から東海地区発の全検入場車(最近はまた東海道回りに戻って見られません)+浮島町行き+北袖行きの順です。ルートでは府中本町から武蔵野南線ではなくかつての対に当たる5467列車(=現在の5461列車)と逆に南武線経由で走ります。

5462列車 坂城→根岸

 坂城〜根岸のオイル返送列車でタキ43000の併結を考慮して最速75Km/hになっています。長らく八王子駅は3番線の入線でしたが、昨年3月のダイヤ改正から『中央ライナー』9号(高尾行き:4番線到着)に変わり、『はちおうじ』11号(八王子止まり:3番線到着)が入る影響から2番線入線に移りました。根岸発の列車を見ると近年はほぼタキ1000ばかりとなり、倉賀野行きの8777/8760列車(直行)、5160〜8763/8762〜5681列車(川崎貨物経由)、宇都宮タ行きの8571/8572列車、8569/8564列車など存在します。

8460列車 八王子→川崎貨物

 八王子〜川崎貨物のオイル返送列車で牽引機、タンク車共々8461列車と全く対に当たり、浜五井行きは5971列車、根岸行きは翌朝の5693列車へ継送され、今秋からメインに昇格した浮島町行きは三本立ての時になると中程に入ります。この列車の返送の中で時折、1〜2両川崎貨物、千葉貨物で解放され、交番検査を受けた後でそれぞれ浮島町、浜五井へ返送される例も見られます。また、今年3月ダイヤ改正から平日ダイヤでも出発がお昼近くになったためでしょうか余裕持って見られる様になり、この頃は編成内容の事もあってか気合が入っています。

 昨年の基礎知識で書いた際に不勉強だったところの加筆・修正並びにコロナ禍の影響で思う様に調査活動が出来ず不十分な面が出てしまいましたが、落ち着いた所で改めて見直して来年分に反映して参りますので今後ともご贔屓のほど宜しくお願い致します。

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