« H30.10.14 祝!開店13周年 | トップページ | 中央線貨物列車の基礎知識2018〜上り編 »

2018年10月14日 (日)

中央線貨物列車の基礎知識2018〜下り編

 これまで『中央線貨物列車の基礎知識』は過去のデータの継ぎ足しが多かったのですが、さすがに量が多くなりましたので白紙改正の形で新たに近年の状況をも交えつつ各列車の様子をご紹介いたします。以前は根岸発着列車と言うと新鶴見を境に列車番号が変わっておりましたが、昨年3月ダイヤ改正からは通しの列車番号になっております。列車番号で81列車から8097列車まで最速95Km/hの高速列車、5461列車から8461列車は最速75Km/hの専用列車です。

○81列車…根岸から竜王へのオイル輸送列車で最速75Km/hの専用貨物時代(タキ1000登場以前の日石所有タンク車が入っていた頃から)から続く竜王向けのメイン列車です。中央東線のオイル輸送列車というとタキ1000・43000クラスは積車で最長17両になりますが、この列車も法則通り最長17両編成になり、A重油の積載車も常に連結され、機関車も高崎のEH200が通しで担当します。

○83列車…81列車と同様に根岸〜竜王のオイル輸送と山梨県内で唯一JR貨物のコンテナ扱い駅でもある竜王着のコンテナ車と二つの役割を持つ列車です。コンテナ車はコキ5500の頃から梶ヶ谷タ発で運行されましたが、昨年3月ダイヤ改正からリニア残土輸送を開始した影響から東京タ発にシフトされ、後述する2083列車の一部が乗る形でグレー塗色のコキ106、コキ107が専属で入ります。タンク車は81列車と違い流動的でガソリン、灯油・軽油積載車が入る事が多いものの、時期によってはA重油積載車が入り、基本的な編成はコンテナ車4両(沿線の白州にミネラルウォーターや清涼飲料水の工場があり、需要が高まる夏場は5両に増結され、様子につきましてこの月の項目に詳しく書かれていますのでお立ち寄りください[本年は西日本豪雨の影響から行われませんでした])、タンク車12両です。こちらも81列車同様、根岸〜竜王とEH200が通しで担当します。

○85列車…根岸〜八王子でオイルターミナル(OT)基地向けの専用列車は3本設定され、こちらは青いタキ43000が担当していた頃の扇町発着列車(三菱石油のほか、末広町発のキグナス、浜川崎発の昭和シェルがお馴染みでした)がルーツでH21.3改正にて高速化された列車です。八王子向けはガソリン、灯油・軽油積載車だけの組成で概ね14両で連結されますが、冬場の需要/繁忙期などの増送があると最長16両になります。

○87列車…八王子のオイルターミナル基地向けの列車で根岸発着はOT専用列車由来の列車が多いですが、こちらはH26.3改正で新設の列車です。他の2列車同様、タキ1000オンリーの編成で高崎のEH200(今年3月改正まで新鶴見区のEF210)が牽引を担当し、根岸〜八王子の2往復目の往路に当たります。

○89列車…隅田川から北長野行きのコンテナ列車。長野県内のコンテナ扱い駅である北長野、南松本の両駅向けの他、隅田川〜東京タのシャトル列車の輸送力を補う形で越谷タ着も連結されます。中央東線のコンテナ列車では3往復設定され、H29.3改正以降はこの列車だけコキ104が入ります。

○2081列車…南松本向けのオイル輸送列車では唯一京葉臨海(浜五井)発の列車で顔ぶれもタキ1000オンリーです。元々はH11年4月に浮島町〜篠ノ井の列車と浜五井〜倉賀野の列車を交換する形で設定後、H20.3改正で高速化され、浜五井に配備されたタキ1000が常に入るもH23.3発生の東日本大震災にて発地であるコスモ石油の製油所が被災したため、半年間は運休となり、復旧後は直前に廃止された浜川崎の東亜石油(旧昭和シェル)から移動したナンバーにメンバーチェンジ。オリジナルは平成19年新製の浜五井常備車を含むJOT生え抜き車ばかりでしたが、再開後はオイルターミナルからの移籍車が多く、生え抜きでは米軍用第一陣の直前にあたる883〜890番のグループ(現在883〜887はオイルターミナルへ移籍)など少なかったものの、四日市地区や根岸の配備車との交換や本輪西からの転属車含めて近年はややこちらの方も目立つようになりました。牽引のEH200では対に当たる2080列車とペアで南流山以南の武蔵野線と京葉線内に唯一入るブルーサンダーとして注目される存在です。

○2083列車…中央東線を走る長野方面行きのコンテナ列車で89列車は隅田川発ですが、こちらは東京タ発の列車に当たります。着地の南松本の他、北長野(南松本で名古屋タからの83列車に継送)、竜王(梶ヶ谷タで前述の83列車に継送)、梶ヶ谷タ着と連結されます。梶ヶ谷タ以遠は13両編成になりますが、この時点では北長野行き2両、南松本行き11両となり、南松本着は一般8両、後3両はトランスシティの20フィートコンテナ(TOMYTECトレーラーコレクションver.8でモデル化されたものです)が各車2個積まれます(積コンのため)。

○2085列車…根岸からのオイル輸送列車では各地への高速列車が設定され、坂城向けはこの列車に当たります。ルーツはH10.10改正で設定された臨時列車でこちらは積車(8461列車)が専用列車、空車(8090列車)が高速列車と先立って存在した岡部、神立向けの列車と勾配線区も手伝って逆のベクトルを取り、H14.3改正から漸く往復とも高速化されて現在に至っております。牽引のEH200は今年3月ダイヤ改正より根岸〜八王子2往復をこなした後の担当です。

○8097列車…根岸〜八王子のオイル輸送列車では先の85列車同様、オイルターミナルのタキ43000が運用されていた頃からの由緒ある列車で現在の85〜84列車と同じくH21.3改正から高速化されました。他2列車同様14両編成が中心ですが、輸送量によっての長短が見られるものの、近年は87〜86列車や8461〜8460列車の輸送が設定されたためでしょうか季節問わず時期によって運休する日が以前より多くなり、お立ち寄りの際に「南群線でHD300が昼寝している」のくだりが見られましたら当日は運休という事です。牽引は全区間高崎のEH200(今年3月ダイヤ改正まで新鶴見のEF210)が担当し、根岸〜八王子の1往復目の往路がこの列車です。

○5461列車…中央東線のオイル専用列車では唯一の京浜地区発南松本行きの列車にあたり、この列車番号というと民営化当初はタキ35000・45000と長野行きのタキ25000(LPガス専用車)&モービルのタキ45000を連ねた浮島町〜篠ノ井のエッソ油槽所向けの列車を思い出しますが、更にこの10数年前は現在と同じく塩浜操(現・川崎貨物)〜南松本のオイル専用列車(エッソ・モービルのタキ45000が有名)で昨年3月ダイヤ改正にて5467列車から改まりました。編成は浮島町発のOTタンク車が中心で倉賀野向けの8099〜8098列車、郡山向けの8073〜8072列車(H29.3改正以前の1075〜1074列車)などと同じく旧矢羽根色のタキ1000-693〜752(川崎貨物常備)が良く入り、前方には根岸発のタキ1000(ガソリン積載)、後方には川崎車両所に全検入場した東海地区常備の私有貨車が時折ぶら下がります。

○5463列車…根岸〜坂城のオイル専用列車の2本目で前述の2085〜2084列車と編成内容では差がありませんが、冬場などにA重油積載のタキ43000やタキ44000(根岸ではほぼ見られなくなりましたが………)、灯油・軽油積載のタキ43000(44t積みの243000番代)を組成するためと言われていますが、根岸の配備車の大半がタキ1000になった今となっては有名無実となりましたが、今後も機会ある毎にチェックして参ります。篠ノ井で仕業番号が変わりますが、根岸から通しでEH200が担当します。

○8461列車…八王子のオイルターミナル基地では唯一、川崎貨物発という存在から発駅からしてメインは浮島町発と思いきや、千葉貨物からの5972列車から継送した浜五井発と根岸発5692列車から継送した根岸発で組成されています。また、JX統合の影響でしょうか久しく見られなかった浮島町発の輸送も昨冬の需要期から復活し、スポット的に連結があるものの、お尻にOTタンク車の連結があると同駅発がある事が見られ、本来の川崎貨物発のメインが時折ではございますが見る事が出来ます。浜五井発ではOTのタキ43000、タキ1000の他、倉賀野向けの5883〜5884列車にも連結されるJOTタキ43000(黒塗りの43t積み、44t積み車と)も入り、浮島町発は浜五井発同様、OTのタキ43000、タキ1000両形式で時には旧矢羽根色の川崎貨物常備車も混じります。初狩駅に常備するホキ800の交番検査の出場はこの列車に連結されます。編成内容も昨年3月ダイヤ改正から機関車+(ホキ800交番検査)+浜五井発+根岸発(+浮島町発)の順に変わりました。牽引機は八王子発着で3月ダイヤ改正以降、唯一の存在となったEF210(新鶴見所属で今年3月ダイヤ改正までは岡山のEF210が担当)の担当です。

|

« H30.10.14 祝!開店13周年 | トップページ | 中央線貨物列車の基礎知識2018〜上り編 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/144824/67256509

この記事へのトラックバック一覧です: 中央線貨物列車の基礎知識2018〜下り編:

« H30.10.14 祝!開店13周年 | トップページ | 中央線貨物列車の基礎知識2018〜上り編 »